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EXHIBITIONIZM at Saatchi Gallery, London 2016/4/10 11am

ROLLING STONESの大規模な展覧会「EXHIBITIONIZM」が2016年4月5日(Ruby Tuesday !)より開催。開催初週の日曜日に行ってきました。混雑が予想されたので、前売りで11時入場のチケットを確保。日本円にして約4000円。 展覧会のくせに高いぞ!と思いましたが。。。
ロンドンでSTONESを見たのは99年のウェンブリー・スタジアム2公演。そしてEXHIBITIONIZMを再びロンドンで見れることを光栄に思います。

さて、会場の外には3体の立体ベロマークが待ち構えています。







こちらはチケット売場。意外とガラガラでした。



そして入口に。



さて、写真はここまで。館内は撮影禁止なのです。

館内には合計9つの部屋があるようです。まず入場すると、赤をモチーフにした部屋が登場。正面には、
LADIES AND GENTLEMENの文字。STONESのオープニングに相応しいフレーズですね!
その左側にはこれまでリリースされたアルバムとその収録曲が次々と映し出されます。右側にはこれまでの全ライブ日程。デビュー当時から始まり、日付順に世界地図を駆け巡っていきます。それにしても凄い数のライブ! もちろん日本公演も含まれています。

2つ目の部屋では30以上のモニターが並べてあり、STONESの歴史やライブ映像が年代順に次々に流れていきます。BRIAN JONESの死からハイドパーク・ライブの流れが印象的でした。90年初来日公演の映像もありました。MICKが日本語で「コンニチハ」と。

3つ目の部屋ではデビュー当時にメンバーが住んでいた部屋を再現しています。狭い部屋にベッドがいくつも並べてあり、煙草の吸殻や、キッチンの汚れた食器まで気持ち悪いくらいリアルに再現していました。別の部屋にはMUDDY WATERSやCHUCK BERRYなどブルースのアナログ盤も置かれていました。更に初期に使われていた楽器や、レコード会社との契約書などのレアアイテムも多数ありました。KEITHの小さいメモ帳が可愛かった。

4つ目はレコーディングの部屋。KEITH、RONNIEのギターやDARYL JONESのベースなどが多数ありました。そしてここでの目玉はミキシングボードで曲のミックスが出来ること。と言ってもタッチパネルなんですが。曲は全8曲。"UNDERCOVER OF THE NIGHT"、"START ME UP"、"HONKY TONK WOMEN"、"ROCKS OFF"、"DOOM AND GLOOM"、"MISS YOU"、"ANGIE"ともう1曲は"SYMPATHY FOR THE DEVIL"だったかな? それぞれ約2分くらいのヴァージョンです。

ヴォーカル、コーラス、ギター(KEITHとRONNIEはもちろん別)、ドラムス、パーカッション、キーボード、ブラスなどに分かれており、自分の好きなバージョンを作ることが出来るのです。一番面白かったのは"UNDERCOVER OF THE NIGHT"。KEITHのパートはアコギ。残念ながらエレクトリック・パーカッションがありませんでしたが、これがまたレア! 他の曲もRONNIEのギターを上げてKEITHのギターを下げたりして楽しみました。

そして、"SYMPATHY FOR THE DEVIL"を収録したレコーディング・スタジオを再現。結構広い! その前ではKEITHやプロデューサーDON WASのレコーディング・エピソードを語った映像を見ることができます。

5つ目はフィルムの部屋。まずは映画のポスターが飾ってあります。続いてはMARTIN SCORSESE監督によるコメント映像。更にPVの映像へと続きます。

6つ目はロゴの部屋。初期のANDY WARHOLによるベロマークから50周年のものまで。立体のベロには映像が映し出され、次々とベロマークが変わっていきます。何故かここだけ動画撮影が可能でした。
続いてアルバム・ジャケットの展示。そしてライブのステージ・デザインのコーナー。STEL WHEELSVOODOO LOUNGEBRIDGES TO BABYLONツアーの模型もありました。

7つ目は衣装部屋。KEITHがSTEEL WHEELSツアーで着ていたシルクシャツなどありました。これめちゃめちゃ欲しかったのです。MICKが"SYMPATHY FOR THE DEVIL"で着る衣装をツアーごとに飾ってあったのも面白かったです。

8つ目はレア・アイテムの部屋。97年の実現しなかったステージ・セットのデザイン、プロモ・シングルなどがありました。何故か電話が置いてあり、受話器を近づけると"STREET FIGHTING MAN"が聴こえてきました。
続いてはコラボミュージシャンの紹介。歴代のツアーメンバーなどが紹介されていました。もちろん、IAN STUARTBOBBY KEYSの姿も。

最後はパフォーマンス部屋。バックステージが再現されており、ラックに入ったギターなどが飾られています。化粧部屋も。ここで3Dメガネを渡されて、いよいよステージへ。扉を開けるとステージ上ではなく客席でした。ここでは2013年にハイドパークで行われたライブの中から"SATISFACTION"の3D映像を見ることができます。周りにいる人たちの中には実際に見た人も多いんだろうなあ。

以上で、展示は終了。グッズ販売の部屋では最新ロゴの入ったグッズなどが山ほど売られていました。

所要時間は2時間半強。こんな凄いヴォリュームとは思いませんでした! これなら4000円も納得です。
これから行かれる方は平日の朝一から行くことをオススメします。1日いても飽きないと思います。説明文が英語で、しかも長いので結構体力を使います(笑) あとは1人で行くよりコアファン同士で行くと倍楽しめるでしょう。日本で開催されたらまた行きたいと思います。

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