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  SCOTTRADE CENTER, ST. LOUIS 2018/5/4

SET LIST

LOVE IS ALL WE HAVE LEFT
THE BLACKOUT
LIGHTS OF HOME
BEAUTIFUL DAY
I WILL FOLLOW
NEW YEAR'S DAY
ALL BECAUSE OF YOU
THE OCEAN
IRIS (HOLD ME CLOSE)
CEDARWOOD ROAD
SUNDAY BLOODY SUNDAY
UNTIL THE END OF THE WORLD
(INTERMISSION - HOLD ME, THRILL ME, KISS ME, KILL ME)
ELEVATION
VERTIGO
DESIRE
ACROBAT
YOU'RE THE BEST THING ABOUT ME
STARING AT THE SUN
PRIDE (IN THE NAME OF LOVE)
GET OUT OF YOUR OWN WAY
AMERICAN SOUL
CITY OF BLINDING LIGHTS

encore
ONE
LOVE IS BIGGER THAN ANYTHING IN ITS WAY
13 (THERE IS A LIGHT)
 
5月2日タルサより、eXPERIENCE + iNNOCENCE TOUR 2018がスタート。セントルイスは2公演目に当たります。数週間前にリハの情報は見ましたが、直前のリハ、および初日のセットリストはシャットアウトし、本公演に臨みます。
席はEDGE側、メインステージの斜め後ろ。2005年にニューヨークで見た席と同じようなポジション。チケット代は$76で、もともと$106の席が1ヶ月前にディスカウントになったのです。ちなみに二つ隣のブロックは$325。ステージに近く、スクリーン全体も見えるので、値段の割に穴場的な席です。

さて入場すると、ie TOURと同じステージ・セットがありました。しかし、花道の巨大LEDスクリーンは既に降りていて、スクリーンも点灯していました。



定刻を30分ほど押し、20時半を過ぎるといよいよ客電が落ちます。事前にダウンロードしておいたAPPでスクリーンを覗くと、スクリーンからは滝のように水が流れ出し、フロアには渦が出来ていました。写真はそのAPPで撮ったもの。



この後、顔の映像が出て来るのですが、バグのせいか、うまく動作しませんでした。すると巨大スクリーンが上昇し、そこにはBONOの姿がありました。オープニングは"LOVE IS ALL WE HAVE LEFT"。BONOが1人で歌います。

次の瞬間"THE BLACKOUT"のイントロが! スクリーンにはメンバー4人の映像が映し出されます。するとメンバー4人がスクリーンの中にいました。ie TOURの"INVISIBLE"のような演出でした。しかし、そのままで終わらないところが今回のei TOUR。更にスクリーンが浮上するとメンバー4人が登場。"INVISIBLE"のようにケージの中ではなく、ケージから出てきたのです。ステージには手すりがついていました。

続いては"LIGHTS OF HOME"。BONO以外のメンバーはメインステージに。BONOが1人花道に残ると、花道がスロープと化しました。いきなりこの3曲の演出には度胆を抜かれました。

BONOがメインステージに戻ると"BEAUTIFUL DAY"に。このポジションで登場するのも新鮮。ステージ斜め後ろからはこんな感じ。



そして"I WILL FOLLOW"へと続きます。ここでEDGEが目の前に現れます。メインステージ真後ろのオーディエンスにも大サービス。
続いては"NEW YEAR'S DAY"。ここでもEDGEのキーボードが間近!



そして再び目の前にEDGE。意外と神席じゃないか!



ここでVERTIGO TOUR以来の"ALL BECAUSE OF YOU"。意外な選曲でした。更に意外な選曲は続き"THE OCEAN"、そして"IRIS"へと違和感なく続きます。スクリーン映像にはie TOURと同じ映像。終盤はややアレンジを変えていました。

続いては"CEDARWOOD ROAD"。スクリーンの中にBONOが入り、EDGEはスクリーンの下で演奏。スクリーン画像も迫力があります。
"SUNDAY BLOODY SUNDAY"ではメンバー4人が花道へ。そして本編ラストは"UNTIL THE END OF THE WORLD"と、このセクションはie TOURとほぼ同じです。が、前回はスクリーン映像がよく見えなかったので感動しました。やはりスクリーンがデカい!

インターミッションではスクリーンにINNOCENCE AND EXPERIENCE THE HEROES' JOURNEYという文字が映し出されると、メンバー4人が登場するコミックの映像。SEは"HOLD ME, THRILL ME, KISS ME, KILL ME"でした。この曲は演奏して欲しかったなあ。

インターミッションが終了すると"ELEVATION"のSEに乗って、メンバー4人がeステージに移動します。EDGEがSGを手にし、そのまま"ELEVATION"に。前回は3公演中1回も見れなかったので感激!
続いて"VERTIGO"。eステージにも映像が映し出されます。そして"DESIRE"。ミラーボールと円形の照明がeステージに降りてきました。と、ここまでのeステージは無難。

ここでスクリーンにはZOO TV TOURで登場したMR. MACPHISTOが登場! BONOの顔にシンクロさせていました。



ここからは"ACHTUNG BABY"の曲か?と思った瞬間、"ACROBAT"に。まさかのレア曲。"ACHTUNG BABY"からはもっと重要曲があるのに、何故この曲?でも意外と良かった。

続いてEDGEはアコギを手にし"YOU'RE THE BEST THING ABOUT ME"のアコースティック・バージョン。う〜ん、この曲はオリジナルの歯切れの良いギターの方がいいぞ!
ここでeステージにはBONOとEDGEが残り"STARING AT THE SUN"のアコースティック・バージョン。"POP"からの選曲でレア!

そして"PRIDE"に。EDGEはeステージを降り客席へ。イントロはリフが間延びしたロング・バージョン。すると花道から離れたスタンド席前のミニステージに登るEDGE。その反対側には別のステージがあり、ADAMがいました。つまりステージが4つ。中央のスクリーンにはメンバー4人それぞれの姿が映し出されます。



メインステージに戻ると"GET OUT OF YOUR OWN WAY"に。今回この曲が一番見たかったのです。EDGEの味のあるギターが素晴らしい!
そしてもちろん"AMERICAN SOUL"へと続きます。BONOは拡声器を持ち、ステージ後方に立つと、その後ろには巨大な星条旗のバックドロップが現れます。



ここで"CITY OF BLINDING LIGHTS"に。蛍光灯も登場します。スクリーンには地元セントルイスの街が映し出され、盛り上がるオーディエンス。そしてまた目の前にEDGEが! ここで本編は終了。VERTIGO TOURから思い入れの深いこの曲で締めるとは、素晴らし過ぎます。



スクリーン映像にはEDGEの娘が映し出され、SEはJIM O'ROURKEの"WOMAN OF THE WORLD"。
アンコールは"ONE"からスタート。場内は大合唱となり、続く"LOVE IS BIGGER THAN ANYTHING IN ITS WAY"でもBONOがオーディエンスに歌わせます。



"13 (THERE IS A LIGHT)"ではEDGEはキーボード、BONOがeステージに辿り着くと箱があり、その中にはie TOURで使用した巨大な電球のオブジェがありました。それを投げつけてBONOはステージを後にします。残りのメンバーもメインステージから姿を消すと"THE MIRACLE (OF JOEY RAMONE)"のSEがかかり、終了。

え、ええっ?

"WHERE THE STREETS HAVE NO NAME"がカット?というか"THE JOSHUA TREE"からの曲が完全に封印されました。昨年行われたTHE JOSHUA TREE TOURのせいなのか?ここセントルイスはそのツアーが中止になっているのです。更に"MYSTERIOUS WAYS"もない、驚きのセットリストでした。
ei TOURはie TOURの対になるツアーかと勝手に思い込んでいましたが、ie TOURの延長上であり、完結編だと解釈しました。決して二番煎じではなく、進化したie TOURとも言えるでしょう。今回公演数が少ない理由もなんとなく分かりました。
新譜でここまで攻められるベテラン・バンドはそうはいないでしょう。全てU2だから出来る業なのです。とにかく良い意味で期待を裏切られました。


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